チムタク(蒸し鶏)とは、鶏肉と各種野菜、春雨をしょうゆベースの甘辛ソースで煮た料理のことで、むかしから安東でよく食べられていたものと言われています。
安東駅から車で5分のところにある安東旧市場は、別名「チムタク通り」とも呼ばれており、市場の入口から約30件ほどチムタクのお店がずらりと並んでいるところです。安東でチムタクを食べるなら、チムタク通りに行けば間違いありません!
キムデガム(김대감)
チムタク通りの中にある「キムデガム」は、地元の人がおすすめする30年伝統のグルメ店。
こちらのチムタクは上質な鶏肉が柔らかくジューシーです。また、お店秘伝のしょうゆソースが濃厚で、春雨、野菜、お肉に良く染みていて、ご飯がとまらなくなる美味しさ!1皿が3人前ぐらいのボリュームがあるためお腹を空かせて行きましょう!
チムタク 1羽 25,000ウォン(2~3人前)
チムタクに並んで人気の安東名物料理である「塩サバ」。韓半島の内陸に位置する安東で、なぜ鯖が有名なのかと疑問に思うかもしれませんが、そこには先人の知恵が隠されています。
安東で塩サバが有名な理由
昔、安東で食べる海鮮物は東海ヨンドク港から運ばれていました。しかし、運搬には2日がかかるため、傷みやすい鯖は運搬が困難でした。そこで商人が考えたのが「塩蔵」という方法でした。
運搬の途中で塩漬けにして運んだのです。そして、当時塩漬けを行う所に鯖が到着したころが、ちょうど鯖が腐る直前で、一番美味しい塩サバが出来るタイミングだったことから、安東の美味しい塩サバが誕生したと言います。
塩サバ定食は、大きな塩サバと8種類のおかず、味噌チゲまで出てボリュームたっぷり。
塩サバは脂がよく乗っていて柔らかく、モチモチした食感が特徴です。噛めば噛むほど旨みが出てきて、ご飯がよく進む味です。
塩サバ定食 2人前 20,000ウォン
「MAMMOTH製菓」は、塩サバやチムタクと比べたら歴史は短いですが、韓国の三大パン屋に数えられる名店です。創業40年親子二代で続くベーカリーで、2011年ミシュランガイド(グリーン)で韓国で行くべき名所23に選定されています。
MAMMOTH製菓のBESTメニューは「クリームチーズパン」。外の生地はふわふわ、中はもっちり、チーズの味も甘さと酸味がバランス良く、1個食べたらさらにもう1個食べたくなる味です。他にもメニューはさまざまありますが、クリームチーズパンはMAMMOTH製菓に訪れるなら欠かせない一品です。
クリームチーズパン 1個 2,300ウォン
安東でお土産を買うなら、安東の特産品「河回仮面パン」がお勧め!
日本の人形焼きと似たお菓子で、おまんじゅうの形が「河回仮面」を模しており、それぞれ形が違います。菓子箱には仮面の説明書も付いています。
生地にメシマコブ(桑黄茸)(サンファンポソッ) のエキスが水の代わりに使われており、防腐剤や着色料無しと健康にも気を遣っています。中の餡も色々で、さまざまな味が楽しめます。
安東ターミナル(市外バスターミナル)内の特産品割引店で購入できます。
河回仮面パン 10個入り 6,000ウォン
安東は田舎のため、自然がいっぱいで空気が美味しく、その分一つ一つの食材が新鮮で美味しく感じられます。安東の自然を背景に、安東でしか食べられない三大名物料理を堪能してください!