上海宋慶齢故居の基本紹介
「上海宋慶齢故居」は、上海市淮海中路1843号にある、中国の革命家孫文の夫人である宋慶齢が1948年から15年間暮らした洋館。もとはドイツ人商人が建てたものだが、のちにイギリス人が購入し、最終的には宋慶齢の住居となった。白い銅像の人が宋慶齢さん。美しい方である。美人三姉妹の次女。長女の靄齢(あいれい)は財閥の御曹司・孔祥煕(こうしょうき)と結婚し、中国経済を左右する影響力を有する。三女の美齢(びれい)は国民党の若き軍司令官、蒋介石(しょうかいせき)と結婚して未曾有の権力を手に入れる。宋慶齢自身は、国家副主席を務めるなど、平和活動や文化教育事業に尽力した人物である。
建物では鳩がいっぱい飼われていた。この鳩も意味があってのこと。
外の入り口で入場料を買って入る。門の入り口には怖そうな警備の人。生前使用していたリムジンが展示されている。一台はスターリンから送られたものだそう。現在この車がすごい値段がつけられているそう。家の中を見ることができるが、ちゃんと学生のガイドさんなどが待機しており、汚さないように靴の上に袋をかぶせてじゃないと上がれない。勝手に見ることはできない。多くの要人が訪れた室内は当時のままの状態で保存されている。この時代でこんなに高価な電化製品や家具があるので驚いた。気になったのが冷蔵庫。冷蔵庫は当時ほとんどなかったそうだが、この冷蔵庫はわざわざロシアから持ってきたそう。そして、「どうしてお風呂にワープロがあるの?」と質問すると「本当に忙しい人だったからどこでも仕事していたんです」って。裏庭は広くて緑いっぱいの庭だった。庭とは思えない広さ。迷子になりそう。
上海宋慶齢故居の楽しみ方
編集履歴・入場料20元
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