烏頭山統一展望台

Odusan Unification Observatory

オドゥサントウイツテンボウダイ

오두산통일전망대

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  • 烏頭山統一展望台住所(日本語)住所(日本語): 

    京畿道(キョンギド)坡州市(パジュシ)城洞里(ソンドン二)659番地

  • 烏頭山統一展望台住所(韓国語)住所(韓国語): 

    경기도 파주시 성동리 659번지

  • 烏頭山統一展望台電話電話: 

    031-945-2390

  • 烏頭山統一展望台営業時間営業時間: 

    09:00-17:00(1.2月)/09:00-17:30(3-10月)/09:00-17:00(11-12月)

  • 烏頭山統一展望台定休日定休日: 

    無休

  • 烏頭山統一展望台日本語/可・不可日本語: 

    不可

  • 烏頭山統一展望台カードカード: 

  • 烏頭山統一展望台ホームページホームページ:  www.jmd.co.kr

分断の現実を肌で感じる烏頭山統一展望台

  • パスポート提示無し、写真撮影も自由!個人で自由に行き来できる安保観光地
  • 北朝鮮までわずか2.1km!望遠鏡を覗けば道行く人の姿も見ることが可能
  • 南北分断の悲劇的な現状と分断民族の痛みを肌で感じることのできる場所

烏頭山統一展望台漢江臨津江の合流地点にある海抜118mの高台に位置し、北朝鮮まで距離わずか2.1㎞の地点から、南北分断の現場を体験出来る場所です。野外の望遠鏡を覗けば、道行く北朝鮮の住民の姿も直接見る事が出来ます。

 

また、烏頭山統一展望台では、国内外の観光客に南北間の悲劇的な現実を伝えるとともに、統一実現への願いを込めた映像や展示を運営しています。

烏頭山統一展望台は、北朝鮮に近くても決して行き来することのできない、21世紀最後の分断民族の悲しみと統一への悲願を肌で感じさせてくれる場所です。

韓国人でも外国人でも気軽に観光できる安保観光地

烏頭山統一展望台は、軍の管理下にある板門店や第3トンネルのように、団体ツアーでしか参加できない場所とは違い、個人での訪問が可能な場所です。写真撮影も自由で、パスポートのチェックもなく、誰でも気軽に観光できるところがポイントです。

烏頭山統一展望台とは?

烏頭山統一展望台は三国時代に高句麗と百済の激しい戦闘が繰り広げられた烏頭山城跡に建てられた展望台。漢江臨津江の合流する自由路沿いの高台に位置し、ここから北朝鮮の姿を眺めることができます。わずか2.1㎞先にありながら60年以上もの間、往来が行われていない南北分断の現場を直接体験することができる場所です。北の家族と離れ離れになってしまった人々にとっては故郷に想いを馳せる場所でもあります。1992年9月開館以来、2017年現在まで1,900万名を超える観光客が訪れている国際的な統一安保観光地です。烏頭山統一展望台の内部には、統一への願いが込められた展示や、北朝鮮の実情、南北関係の理解を深める教育的な展示が各種運営されています。

烏頭山統一展望台のフロア説明

   1階  ―  ロビー、展示室(南北関係史、映像館、芳名録、企画展示室など)

   2階  ―  劇場(北朝鮮の実情VTR上映、文化公演)

   3階  ―  展望室(韓国語での北朝鮮地形の映像説明)

   4階  ―  展望室(英語、日本語、中国語での北朝鮮地形の映像説明)

地下1階  ―  児童体験館(DMZの映像説明、北朝鮮の子ども達の生活映像、フォトゾーンなど)

 

  屋上  ―  テラス、望遠鏡

  野外  ―  望遠鏡、独立運動家の曺晩植(チョ・マンスク)像、望拝壇

3~4階 展望室

烏頭山統一展望台を訪れて、一番最初に案内される場所がここ、3~4階の展望室です。ここでは、北朝鮮の地形について映像とジオラマで学ぶことが出来ます。また、ここから漢江と臨津江の合流地点を見られる上、望遠鏡を通して北朝鮮の姿を見る事が出来ます。

※外国人観光客は4階で英語、日本語、中国語各言語での映像視聴が可能です。

 

展望台周辺の地形

展望台の左側から漢江が、右側から臨津江が流れ、展望台の地点で合流し、そこから14km先の西海江に向かって流れていきます。臨津江を間に挟んで南北それぞれ限界線が引かれ、一帯が共同管理地域として中立地域に指定されています。烏頭山統一展望台から北朝鮮までは一番離れたところで2.2km、一番近いところで 460mの距離しかなく、15분歩けば北朝鮮に行くことができるとても近い位置にあります。

また、この周辺は西海の影響で、潮の満ち引きがあり、満潮のときは水深4~5Mまで深くなりますが、干潮の時はほとんど水が無くなり、北朝鮮まで陸続きになり更に近く感じられます。

 

烏頭山統一展望台から見える北朝鮮の姿について

臨津川を超えたところに見える敷地が北朝鮮の開豊(ケプン)郡と言う場所で、この一帯には21個の村があり約11,000世帯4,000名あまりの人々が住んでいます。また、周囲には木の生えていない山が多く見えますが、これはエネルギー不足による薪の確保と、食糧難解決のため農耕地に開墾したためだそうです。

住宅形態は平屋と5階建て未満の複層住宅があり、80年代の1階建て木造住宅と90年代の3階建て農村文化住宅の9棟があり、一部の住宅では屋根が修復されないまま人が住んでいます。

住民の多くは農民で、米やとうもろこしを栽培して暮らしています。
村には収穫された穀物の脱穀に使う脱穀場、政治的行事を執り行う人民文化会館、5年制の小学校、金日成偶像化のために造られた金日成宣伝室などもあります。また、軍事施設としては軍人の居住場所である幕舎と北方限界線の警戒のための北朝鮮の軍部隊鉄柵が設置されています。

1階 ロビー、展示室

1階には、南北分断から統一を目指し推進してきた韓国の歴史展示室「南北関係史」があります。

 

また、「恋しい故郷」という美術展示は、故郷を失い、家族と別れてしまった人々の想いが込められた手紙や美術作品が集合し、一つの大きな絵画として完成しており、観覧者に深い悲哀を共感させます。

「記憶を探して」というコーナーでは、北朝鮮との統一が叶って平壌の道を韓国から道路続きでドライブする日を仮想した映像が見られます。

 

ほか、統一への願いが込められた芸術作品展示「企画展示室」もあります。

同フロアにある、韓国の高速鉄道KTXが北朝鮮、中国を横断しヨーロッパを走る姿を表現したオブジェも印象的です。

2階 劇場(北朝鮮の実情VTR上映、文化公演)

2階は劇場となっており、ここで北朝鮮の実状を知らせる映像の視聴や、文化公演の観覧が出来ます。

野外

烏頭山統一展望台前の広場には、日本の植民地時代に独立運動家として活躍し、韓国のガンジーと呼ばれる曺晩植(チョ・マンスク)像が平和の象徴として飾られています。

また、無料で覗ける望遠鏡があり、北朝鮮を見ることもできます。

近くありながら閉ざされた南北分断の悲しい現状を実感する場所

烏頭山統一展望台は、15分歩けば北朝鮮まで行けてしまうすぐ側の場所にありながら、絶対に渡れない悲しい現実を教えてくれます。また、故郷を失い、家族と生き別れになってしまった人たちの統一への切なる想いも同時に共感させられます。半世紀以上前に行われた戦争が未だ終わっていないという事実を、痛感させられる場所でもあります。

烏頭山統一展望台に訪れて、世界がまだ解決できていない「南北分断」の問題を一緒に考えてみませんか?

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記事最終修正日時: 
2017.03.09 10:54
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