見て作って飲んで学ぶ韓国伝統酒祭り

今日から明日20日まで、忠武路の南山コル韓屋村にて、「2016 第９回 ～伝統酒と伝統料理の出会い～祭り」が行われます。国内・海外の観光客はイベントで開催される様々なプログラムを通して、韓国伝統酒と伝統料理を併せて楽しむことができます。

韓国の伝統酒は、マッコリ（にごり酒）をはじめ、焼酒、清酒、果実酒と種類が分かれています。

「伝統酒博物館」のブースでは、酒造器具や材料が展示され、それぞれのお酒の違いや製造過程について説明を聞くことができます。

隣のブースでは、伝統酒を使用したカクテルの展示と、伝統と現代をフュージョンしたサイドディッシュの展示があり、今までに見たことのない新しい伝統酒と伝統料理を見ることができます。

中央舞台では、伝統酒の作り方をテーマに短い演劇も行われていました。歌を取り入れて、初めての人でも分かりやすく説明しています。

「朝鮮時代の異色酒幕」は、各地方の名物料理と名酒を紹介するブース。

マッコリと言っても、実は色んな種類があり、全羅道では、ウコンのマッコリやさつまいもマッコリ、済州島では、オメギマッコリ、みかん酒など、地方特有のお酒が展示されています。

マッコリと伝統料理の試食コーナーも欠かせません。伝統家屋・韓屋（ハノク）で飲むマッコリは格別の味わいです。

1日2回行われるマッコリカクテル教室では、マンゴーピューレとサイダー、マッコリを混ぜて作る簡単で美味しいマッコリカクテルを伝授。フルーティーで炭酸が効いていて、夏にピッタリのカクテルです。

ほかにも、伝統酒に合うおつまみ料理教室や、マッコリづくりなど様々な体験プログラムが1日２～３回開催されます。

一言に伝統酒や伝統料理と言っても、食材、作り方、産地によって多様で、知らないものが多く驚かされます。見て聞いて食べて学べる伝統食祭りを通して、韓国の食文化への理解が深まるとともに、味わいも一層深まるような気がします。「2016 第９回 ～伝統酒と伝統料理の出会い～祭り」は20日まで南山コル韓屋村で行われます。