シンガポールの伝統
■シンガポールの伝統文化
シンガポールは、中国系、マレー系、インド系、アラブ系、混血系などの民族が融合した複合民族国家。
各異なる文化、宗教、言語で生活しているが争いなどはなく、それぞれ特徴ある伝統文化を持つ。
また、各民族エリアで分かれているのでそのエリアに行けば各民族の雰囲気や伝統を味わえるのも特徴。
*各民族特徴
中国系(エリア:チャイナタウン) |
縁起の良い色は赤・ピンク・金、数字は偶数 |
縁起の悪い色はしろ・黒・青、数字は奇数 |
チャイニーズニューイヤーがある |
マレー系(エリア:カトン) |
豚肉、アルコール類は口にしない |
犬を嫌う |
食事、握手、受け渡しなどは右手を使用 |
左手は不浄とされる |
頭部は神聖な部分なので撫でてはいけない |
プレゼントなどの包装紙は赤か緑 |
インド系(エリア:リトルインディア) |
左手は不浄とされる |
食事、握手、受け渡しなどは右手を使用 |
牛肉は食べない |
金曜は肉類を口にしない |
頭部は神聖な部分なので撫でてはいけない |
異性になれなれしく接してはいけない |
アラブ系(エリア:ブギスストリート&アラブストリート) |
豚、カニ、海老、イカ、魚(ウロコのないもの)は食べない |
乳製品と肉は一緒に食べない |
休日は金曜の日没から土曜の日没まで(安息日・シャバット) |
断食(ラマダン)の間は日中は煙草、飲食などをしない |
左手は不浄とされる |
食事、握手、受け渡しなどは右手を使用 |
頭部は神聖な部分なので撫でてはいけない |
犬は不浄な動物とされる |
※あくまでも一般的な特徴なので全員がそうではない事を頭に入れておくこと。
*衣装
シンガポールの民族衣装は基本的にはなく、それぞれの民族衣装になる。
シンガポール航空のCA衣装であるサロンケバヤとも言われるが、これはマレー系の民族衣装。
民族 | 民族衣装 | 特徴 |
中国系 | チャイナ服 | 色鮮やかでシルク調の生地と多様な模様のデザインが多い |
マレー系 | サロンケバヤ | 伝統的なろうつけ染めの模様で、スカートはひざから下にスリットが入る |
インド系 | サリー | 細い布で身体を包み込むようにまとい、布は多様な色と模様のデザインがある |
アラブ系 | ヒジャブ | スカーフに似た素材の布を頭に覆う、女性の一般的スタイル |
*音楽
ジャンル | 特徴 |
ラテン系 | 現在の音楽定番になっているラテンは、本格的なものからラテンテイストものまで |
ロック系 | マレー系、台湾系のロックスタイルの音楽 |
アジアンミックス系 | 最新ポップに中国系の伝統楽器などが入り混じった音楽 |
ダンドゥット | ポップスにインド系の音楽を入り混ざりノリの良い音楽 |