旧正月の最大のイベント!!2日間に渡って行われる夜のパレード
旧正月の最大のイベントは、チンゲイ・パレード(ChingayParade)。旧正月後に2日間に渡って行われる夜のパレードで、シティー・ホール(CityHall)にあるクリケット場の周りを1周し、湾岸地域のマリーナ(Marina)の方へ抜けていくルート。ルートは毎年少しずつ変わるよう。
公式サイトによると、チンゲイ(Chingay)は「The Art Of Costume and Masquerade」を表す福建語が起源だとか。一言で表現すると夜の仮装行列だが、そんな言葉では表しきれないくらい、迫力があって非常に良い。20時開始で、ルートが長いせいか混雑はそれほどでもなく目の前で見ることができる。有料の観覧席もあるが、パレードを見る分には有料席でなくても全く問題ない。パレードは、中国風の山車や踊りで始まった後、アジア各国の踊り、自治体・大学など各種団体による踊りが続き、全部で2時間近くに及ぶ長いもの。それでも、それぞれ趣向が違っていて、レベルの高い踊りも多く、飽きずに楽しむことができる。アジア各国は、在シンガポールの各国団体が提供しているもののようで、日本、韓国、台湾、タイ、インドネシア、フィリピン、インド等、様々な国の踊りが次々と披露される。日本は、日本人会主催の盆踊りだったが、人数に物をいわせて圧倒する感じで、かなり盛り上がるとか。このイベント、今までシンガポールで見た中で一番楽しめるほど面白い。
が、最後に落とし穴があり、パレード終了後は、オールナイトで踊るイベントに切り替わるようなのだが、パレードが終わった後に路上に駆け出して踊り始めるのは、中高年の方々の集団。音楽も、それまでの激しいものから盆踊り風ののどかな音楽に変わい、急に拍子抜け。一見、オールナイトのダンスイベントというから、ディスコっぽい感じかと思うが、このやや拍子抜けさせてくれるところがさすがシンガポールのパレード。
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