<番外編>あの韓流スターが主演! 今月のアジア映画
『第3の愛』
映画あらすじ
大財閥の社長リン・チージョン(ソン・スンホン)は、飛行機の中で号泣する美しい弁護士ゾウ・ユー(リウ・イーフェイ)にふと目を留め、思わず彼女に声を掛けてしまう。それが二人の出逢いだった。
数日後、ある誤解から会社に抗議にやってきた来訪者を見て、チージョンは彼女が機内で泣いていた女性だと気づく。さらに別の日、今度は作業員による騒動が起き、担当弁護士としてやってきた彼女と再び遭遇…。
幾度もの再会を経て互いの距離は近づき、二人はやがて激しい恋に落ちていく。それは愛を知らない男と、愛に臆病な女の一生に一度の愛だった。だがチージョンは同時に困難と向き合うことになる。岐路に立たされた二人の愛の行方は―?
公式サイト http://daisan-ai.com/
もはや演技とは思えないラブシーン
『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督による中国映画。本作の共演がきっかけで主演のソン・スンホンとリウ・イーフェイが交際をスタートさせている。そのためか二人のラブシーンは演技とは思えないほどの熱の入りよう。
見方によっては、ソン・スンホンとリウ・イーフェイの“愛の軌跡”を描いた貴重な一本といえるだろう。
『第3の愛』
(2016年/中国/113分)
2017年4月1日(土)よりシネマート新宿ほかにてロードショー
フィクションと呼ぶにはあまりにも生々しい。
『シチリアの恋』
(c) All Rights Reserved 2015
映画あらすじ
留学先の中国でシャオヨウ(チョウ・ドンユイ)に一目惚れしたジュンホ(イ・ジュンギ)。恋人になった二人は上海のデザイン事務所にそろって就職し、小さなアパートで一緒に暮らし始める。結婚の約束も交わし、シャオヨウはこの幸せが永遠に続くものと思っていた。
ところが突然、ジュンホが別れを切り出し、かつて暮らしていたイタリアへと旅立ってしまう。3ヶ月後、彼の帰りを待つシャオヨウの元に届いたのはジュンホが事故死したという悲報だった。幸せの絶頂期に、なぜ彼は去っていったのか?
心の整理がつかないシャオヨウは葬儀にも参列せず、自暴自棄になっていく。一方で、そんな彼女を陰ながら見つめる優しい眼差しがあった―。
公式サイト http://loveinsicily.net/
イ・ジュンギの旅立ちの理由が胸を熱くさせるが―
舞台が上海とシチリアなので韓国の情緒は感じられないが、そこはイ・ジュンギ主演。切ないストーリー展開は韓国ドラマを彷彿させる。この際、『済州島の恋』にしてもよかったのではないかと思う。
残念なのは台湾の俳優イーサン・ルアンの役どころ。彼の登場により新しい展開を期待させるが、最後まで存在感がパッとしない。
『シチリアの恋』
(2016年/中国/101分)
2017年4月22日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー
アジア感満載なのに、なぜイタリアに―?
text:児玉愛子
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