- 住所(日本語): 未入力
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住所(現地語):
甘粛省敦煌市敦煌研究院
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電話:
(937)8869060
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営業時間:
8:00~17:00(冬期9:00~16:00)
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定休日:
なし
- 日本語: 未入力
- カード: 未入力
- ホームページ: www.dunhuangcaves.org
世界遺産にも指定される世界最大級の仏教遺跡「莫高窟」!
莫高窟の楽しみ方
編集履歴入場料:180元
コース紹介
ユートラベルノートユーザーさんの体験談
敦煌の石窟群は広いので、どこの窟を見るかはガイド任せになる。 ツアー客の中には担当のガイドさんから離れ、他のグループのガイドさんに頼んで、お目当ての石窟を見ている者もいたが。僕の場合、特に目当ての石窟があった訳ではない。小説『敦煌』を読んで、ここに来たいと思っただけだったし。ということで、石窟のチョイスはガイドの李さんに全部お任せした。 ガイドの李さんの石窟チョイスはなかなか良く、解説もしっかりしていて交感が持てた。 以下、今回巡った石窟を簡単に紹介。 |
■94窟 太上老君の像アリ。仏教と道教の混合が見られる。
■96窟 莫高窟の正面にあたり、九層の大仏殿を持つ。ここに奉られてる弥勒大仏の高さは35.5m。仏像の大きさとしては世界No3! No1は四川の楽山72m、No2は同じく四川の栄県大仏の37mという。唐を中断させた則天武后が即位すると、女帝は仏教を重んじるともに、自ら弥勒菩薩の生まれ変わりと称した。そのため、当時、弥勒菩薩建立ブームが起こった。今でも毎年4月に敦煌の人が祈願に集まるという。
■130窟 ここも弥勒仏。莫高窟で2番目に大きい26m。
■148窟 涅槃仏15m。背後には仏弟子72人。壁画は、涅槃前後の釈迦ムニの物語が描かれている。
■237窟 特徴的な石窟。まず天井には、三耳ウサギが三羽絡み合ったデザインが描かれている。他の窟には龍や鳳凰ばかり描かれているのとは対照的。また、現在敦煌のシンボルになっている「反弾琵琶」の飛天(=背中で琵琶を弾く天女)の画が見れるのもここ。さらに、壁には前述の吐蕃を描いたものがあり、当時の吐蕃の衣装や王の様子が見える。
■244窟 隋代のまま残っている窟。過去、現在、未来の三世仏の像が左、正面、右と並ぶ。仏は胡服をまとっているのが印象的。隋はやはり北方的だったか。小さい飛天が、ドーム状の天井と壁面の継ぎ目に描かれている。「飛天は実は地位が低いのです」との解説が微笑ましい。
■324窟 窟に入ると、つい立が目立つ。米人ワーナーのはぎとった「船」の絵の部分のこと。ひどい切り取り方をするものだ。壁画の一部のみが切り取られていて、その部分のレプリカ画が、つい立に描かれている。壁画には色々な物語が描かれている。
・張騫の物語:由来を知らない二つの金仏を発見した。名前を知るため、帝の命により西域へと赴くという物語。
・アショカ王が仏塔を国中に建てた物語。
・仏の服を人々が祀った。それを剥ぎ取った人が雷神のバチに当たると言う物語。
■16,17窟 この隠れ窟が1900年5月26日に発見され、莫高窟を一躍有名にした。なぜ隠されていたかは謎で、世界中の学者・作家が諸説立てている。井上靖『敦煌』もその一つ。 英仏日露米5ヶ国が、古文書等5万点中4万点を持ち去ったとの解説。ゴメンナサイと一言。
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