バリ島は本格的な雨季の時期に1番大変なのが「ラロン」の存在
バリ島は、本格的な雨季。でもこの時期、1番大変なのが、「ラロン」の存在。ラロンとは、羽アリに似た羽虫の事。大雨が降った翌日、夜7時過ぎ頃から、バリ島の至る所ですさまじい光景が繰り広げられる。電球などの明かりを目指して集まる、何千、何万という「ラロン」。ただの羽虫と思うと、ひどい目にあう。体長は2cmほどで、見た目は普通の羽虫なのだが、とにかく凄まじいほどに大量発生する。「ラロン」達は、灯りの周りをひたすらグルグル回り続ける。他の家の灯りは関係なく、1度決めた?灯りの周りを、とにかくそこが消えるまで、ひたすら回り続ける。この羽虫、集まる目的はズバリ!交尾らしい。そんなこと、こっそりしてくれればいいのに。しかもやっかいなことに、この「ラロン」交尾の際に羽がすっかり落ち、オスは死に絶え、メスは地中に潜るようで、悪夢の時間が終わると、無数の羽と死骸でいっぱい。しかも、何が最悪って、バリ島の家屋は、オープン・リビングが多い。ラロン発生時間、電気を消して真っ暗にしなければ、何百匹というラロンの死骸が、散乱することに。